建築費について

建築費用

 材料の木材が高価な為、本格木造住宅というと高額なイメージが強いと思います。床の間に銘木を使ったり、柱や梁を構造上必要とされる以上に立派で太いものを使って見せ場を作ったり、書院や広縁を付けたり、天井をおりあげや格(ゴウ)に組んだり等、いくらでも高級にしていくこともできます。
また、若い世代の方達は、”畳は良いかも”と思われていても、床の間は必要ではなく、銘木でなくてもいいのでカフェの様に板を貼って”いい感じ”に仕上がっていれば良いと思われる方が多いでしょう。そういうニーズで一般的な広さの家であれば、2千万円台で建築することも可能です。
 いっとき1千万円台の家が市場に出回っていたと聞きますが、大工の目からすると、大丈夫なのかと不安になったものです。作り手は、やはり安心で安全だと確信のないものは販売してはいけないと考えております。構造上の強度は絶対的確保条件で、化学物質等の不安要素なども考慮してその上で、できる限り抑えた価格でご提供したいと努力しております。